はじめに
こんにちは天野です。
今回は最強のトラックボールを紹介します。
その名も「MX Ergo」です。
こちらはLogicoolから発売されているハイエンドワイヤレストラックボールで、かなり人気の製品ですが、
この製品のボールを交換することで、さらに強化された最強のトラックボールが完成するという話を本記事の結論としますので、最後までご覧ください。
トラックボールを使う理由
まず、そもそもトラックボールとマウスの違いという話から進めますが、
マウスはマウス本体を動かすことでカーソルを移動させるのに対し、
トラックボールは本体についているボールを動かすことで、カーソルを移動させることができます。
これにより、トラックボールはマウスに比べて、
①本体を動かす必要がないためスペースを取らない。
②指先だけでカーソルを移動させることができるため、腕や肩が疲れない。
という利点があります。
肩こりなどに悩んでいるマウスユーザーの方はぜひ一度トラックボールを利用してみることをお勧めします。
というわけで次からは私のお勧めするトラックボール「MX Ergo」について紹介していきます。
MX Ergoの利点
ここからは私がお勧めするLogicoolのトラックボール「MX Ergo」の良い点を紹介します。
まとめると以下のような感じでしょうか。
- ワイヤレスで利用できる
- 角度がついているので疲れにくい
- 充電できる
- 専用ソフトでボタンのカスタマイズができる
それぞれ紹介していきます。
ワイヤレスで利用できる
ワイヤレス接続は配線が必要ないので机の上がスッキリして良いですよね。
MX Ergoでは、BluetoothとUSBレシーバーの2通りのワイヤレス接続が可能です。
Bluetooth接続
Bluetooth接続は2つの接続先を登録でき、ホイールの下にあるボタン1つで切り替えが可能です。
接続もかなりスムーズだと思います。
もしデスクトップPCなどでBluetooth接続のインターフェイスが無い(Bluetooth接続が出来ない)場合は、USBポートに差すだけでBluetoothが使えるようになるBluetoothアダプターを購入するのがお勧めです。
実際に私が使っているおすすめのBluetoothアダプターを以下に貼っておきます。
※中華の製品でもっと安いものもありますが、初期不良があったり、接続がすぐに切れてしまって不安定だったので、信頼できるメーカーのものを購入するのが良いと思います。
USBレシーバー接続
USBレシーバー接続は付属のUSBレシーバーをPCのUSBポートにつなげることで接続が可能です。
Logicoolの機器であれば、専用ソフトで設定することで、複数のマウスやキーボードなどを1つのUSBレシーバーにつなげることができるのも便利ですね。
Bluetoothよりも接続の安定性が高いので、Bluetooth対応のPCでもあえてこちらのレシーバーを使うのもアリです。
角度がついているので疲れにくい
MX Ergoの「Ergo」は「Ergonomics」つまり「人間工学」を意味しています。
人間工学(にんげんこうがく)は、人間が可能な限り自然な動きや状態で使えるように物や環境を設計し、実際のデザインに活かす学問である。
Wikipediaより引用(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E9%96%93%E5%B7%A5%E5%AD%A6)
MX Ergoはその名が示す通り、人間工学を基に設計された製品となっており、
それはこの「角度がついている」という点に現れています。
上の画像は左がM570TというLogicoolのトラックボールで、右がMX Ergoです。
「logi」のロゴのつぶれ具合からも分かると思いますが、MX Ergoの方がかなり斜めになって傾斜がついているデザインとなっています。
ではトラックボールの傾斜と人間工学がどのように関係するのか説明します。
まず、机に手のひらを付けるという状態(≒傾斜のついていない一般的なトラックボールやマウスを利用する状態)では、手首及び腕をねじることになります。
これは人間工学的に自然な状態ではありません。そのため、負荷が多くかかってしまい、疲れやすくなってしまいます。
では、人間工学的に自然な状態はどのような状態でしょうか。
それは机をチョップした状態、つまり机と手のひらが垂直になっている状態です。
MX Ergoは角度がついていることで、この自然な状態に近づくため、疲れにくくなるということなのです。
一応、この角度は2段階で調整できるので、一般的なトラックボールと同じような平らな状態にすることもできます。
角度がついていることで使い辛いという感覚は個人的には全くないので、傾斜をつけて使うことをおすすめしますが。
充電できる
MX Ergoはワイヤレストラックボールの中で数少ない充電できる製品です。
おそらく親指型ワイヤレストラックボールの中では唯一ではないでしょうか。
※他に充電できるトラックボールがあったら教えてください。
他のワイヤレストラックボールは電池式なので、交換する手間がかかりますが、MX Ergoは充電が可能なのでその手間がいらず、とても便利です。
充電の頻度に関してですが、公式サイトによるとフル充電で120日利用可能、また1分の充電で24時間利用できるようです。
つまり、充電する頻度は4か月に1回程度で良いということですね。
ただ1つだけ残念なのが、充電用の端子がMICRO-USBであるということ。
Type-Cだったら完璧だったのですが。。。
専用のソフトでボタンをカスタマイズできる
MX Ergoには、戻るボタン、進むボタンに加え、ティルトホイールと言ってカーソルホイールを左右に傾けるとボタンとして使える機能も付いています。
これらのボタンは、公式サイトからダウンロードできるソフトを利用することで、任意のボタンに割り当てることができます。
※以下がソフトのダウンロードリンクです。
好きなボタンに任意の機能を割り当てることで作業効率が上がるため、かなり便利な機能だと思います。
これらの利点から、MX Ergoはかなりおすすめなのですが、このトラックボールを最強のトラックボールにするための話を、これからしていこうと思います。
ボール換装で最強のトラックボールにしよう
さて、先ほどからMX Ergoの利点を散々解説してきましたが、1つ大きな欠点があります。
それは、「付属しているボールの滑りが悪い」です。
MX Ergoには灰色のボールがついているのですが、
同じくLogicool社製のM570tという廉価版トラックボールに付属しているボールと比べると、ザラザラとした感じで滑りが悪いのです。
この欠点を解消する方法はただ1つ、
「ボールを交換する」です。
そしてこのボールの換装を行うことで、MX Ergoは最強のトラックボールとなるのです。
ボールの換装方法
では、ここからはおすすめの換装用ボールと、換装方法について実際に換装した時の流れに沿って紹介します。
まず、換装用のボールに関してはぺリックスというメーカーの製品が評判も良く、おすすめです。
カラーバリエーション豊富なので、好きな色が選べます。(私は青にしました。)
さて、これであとはボールを交換するだけ・・・
と思いきや、まだ必要な作業は残っています。
実は新品のボールは石鹸などで洗うことで滑りが良くなるようなのです。
というわけで石鹸で洗ってみましたが、あまり滑りが良くなかったので色々調べたところ、潤滑油的なものを使うことで解決しそうだということが分かりました。
そしてその潤滑油として最適なのは、なんと、、、
鼻の脂
だと書かれているサイトにたどり着きました。
というわけで無料かつ100%天然由来のこの潤滑油を利用することにしました。
快適なトラックボールライフのためには仕方のないことなのです。
そして、ボールを換装するわけですが、トラックボールの底部に穴があるので、その穴から箸などの細長いもので突くことで、ボールを押し出して外すことができます。
あとは準備した換装用ボールをはめて完成です。
実際に使ってみると、そのトゥルトゥル具合に驚きました。
こんなにスムーズに動くなんて。鼻の脂すげえ。。
というわけで、MX Ergoは唯一の欠点を解消して最強のトラックボールとなりました。
皆さんもぜひMX Ergoのボールを換装して使ってみてくださいね。
おわりに
いかがだったでしょうか。
トラックボールに興味のある皆さんの参考になれば幸いです。
今後もトラックボールに関する情報は追いかけて記事にしていくつもりですので、お楽しみに!
あと最後になりますが、トラックボール、マウスのどちらにせよ、PC側の設定で感度を最大にしておくことを強くお勧めします。これやると端から端まで簡単にカーソルを移動できるのでめっちゃ楽です。
※Windowsなら「設定」→「デバイス」→「マウス」→「その他のマウスオプション」→「ポインターオプション」→「速度」→「ポインターの速度を設定する」から設定できます。
最初は慣れないかと思いますが、慣れれば最高なのでぜひ試してみて下さい!
ではまた!
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